4人の子がいる私が、2024年10月より拡充される児童手当を自分の家庭に当てはめて調査してみました。
児童手当が拡充される話題をよく目にするようになり、調べてみると2023年12月に以下の情報が発信されてました。
○ 児童手当については、次代を担う全てのこどもの育ちを支える基礎的な経済支援と しての位置付けを明確化する。このため、所得制限を撤廃し、全員を本則給付とする とともに、支給期間について高校生年代まで延長する。 児童手当の多子加算については、こども3人以上の世帯数の割合が特に減少してい ることや、こども3人以上の世帯はより経済的支援の必要性が高いと考えられること 等を踏まえ、第3子以降3万円とする。」
これを私の家庭に当てはめて、紹介していきます。
まず、調査結果を報告する前に児童手当とは何か簡単に記載します。
児童手当とは子を養育する保護者を対象に支給される手当のことで、0〜15歳の中学校卒業までを対象に子1人につき、月額5000~15,000円支給されます。(所得により支給額が異なります※拡充後は所得制限撤廃予定)
なお、児童手当の申請は生まれた日の翌日から15日以内に、お住まいになっている地域の自治体の役所へ行きおこないます。
現在との違いがわかるよう、現行の児童手当と拡充後の児童手当を表にしてみました。
・現行の児童手当
画像クリックで拡大出来ます(スマホは横画面にすると見やすいです)
現行は第1子と第2子は1人あたり合計約196〜207万円の支給。
第3子以降は1人あたり約250~267万円支給となります。
次に拡充後の児童手当を見てみます。
・拡充後の児童手当(2023年12月時点の情報)
拡充後は現行と比べて、第1子と第2子は合計金額で1人あたり36万円増加
第3子以降は合計金額で1人あたり最大411万円増加する計算になります。
実際は誕生月や第3子が第2子へ繰り上げによる減額が発生する為、満額支給となる可能性は低いと思われます。(現行も同様ですが)
※最大金額で受け取る場合、誕生月が4月(1ヶ月遅れるほど、1~3万円(年1〜33万円)減額)で第1子と第3子は3学年差以下(3学年差以降は学年差が1つ上がるほど、24万円減額)であることが前提となってしまいます。
また、子供が中学・高校卒業後に就職等で、生計が独立した場合は支給対象外となる見込みのようです。
これを、私の家庭に反映した結果を調査しましたので紹介します。
拡充がそのまま適用された場合、現時点と比べた結果私の家庭は凡そ以下となります。
・現行の児童手当
・拡充後の児童手当(2023年12月時点の情報)
私の家庭の場合、第1子と第2子は共に支給期間が中学卒業から高校卒業の3年間延長されることで合計金額36万円増加します。
ここはみなさん共通かと思います。
続いて、第3子は合計金額で約336.5万円増加、第4子は約378万円増加する計算になりました。
第3子以降は大きな増加理由は高校までの拡充に加え、支給額が0~18歳(最大※)まで月1~1.5万円→月3万円となることが増加要因となってます。※第1子と3学年差以内であれば18歳まで月3万円、4学年差以降は学年差が1つ上がるほど、24万円減額(第3子→第2子へ繰り上がる為)
ちなみに、私の第3子と第4子に対する増加額に42万円ほど差額生じてます。
この原因は、2024年10月から拡充適用によるもので第3子は3歳まで月1.5万円支給に対し、第4子は1歳終わりから3歳まで月3万円支給になっている為です。
4.まとめ
私の現状の児童手当と拡充後の児童手当額を調査してみました。
本記事の重要な点は以下の通り
・拡充後の児童手当は第1子、第2子は36万円(高校3年間分)加算される
・拡充後、第3子以降は月1~1.5万円→月3万円に変わり合計最大411万円増加する見込み
・最大金額で受け取る場合、以下が条件
①誕生月が4月(1ヶ月遅れるほど、1~3万円(年1〜33万円)減額)
②第1子と第3子は3学年差以下(4学年差以降は学年差が1つ上がるほど、24万円減額)
・子供が中学・高校卒業後に就職等で、生計が独立した場合は支給対象外(第○子からも外れ、下の子が繰り上げとなる)
この記事が同じ多子世帯の方、これから多子世帯の予定になる方の児童手当を確認する際の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。